それはない・・・。

ここ数日、エラい騒ぎになっている、企業Yの敗者復活動画問題。
不採用になった学生に敗者復活枠を設けるという話までは良かった。
良かったんだよ。昨今の就活状況を見ると、かなりありがたーい枠を設けていたのだが。

「Y社への思い」を語る動画を「You Tube」に非公開形式で上げる、という手法がマズかった。

もちろん、Y社も「動画は非公開とするように」という注意をしていたらしいのだが、敗者復活にかける人数がそれなりにいれば、中にはウッカリ者だって存在しよう。
そして、まさに、そんなウッカリな学生さんが、全世界に個人情報共々大公開。
嗚呼orz….
もちろん、すぐ気づいて動画を削除したものの、時すでに遅し。
動画のコピーがさんざん出回って、個人情報はダダもれ状態。

Y社としては、最近の若者はPCに馴れているし大丈夫だろう・・という楽観的な観測の元、この方法を決行したようだが、PC慣れしていたとしても、みんながみんな「You Tube」のヘビーユーザーではない。ヘビーユーザーだったとしても、もっぱら閲覧専門で、画像をアップすることなどしない人の方が多いかもしれない。

ネットの場合、情報公開は手軽だ。非公開にもできる。
でも、手順を一つ間違えば、すべての情報は一瞬にして方々へ飛び散り、場合によっては複製され、回収は不可能になる。
「You Tube」はとても便利なツールだ。
しかし、不特定多数が応募してくること、またその中には個人情報が大量に含まれていることを考えると、決してベストな選択ではなかった。動画を提出させるのなら、「You Tube」ではなく、別の方法を使用するべきだったのだ。

Y社からは謝罪のコメントと閲覧者は配慮してほしいというお願いが発表されているが、該当学生の動画はネット上に飛び散り、多くの人が目にする状況になっている。
こうなれば、Y社の社長以下、今回の騒動の発端となった社員全員で、個人情報ダダ漏れ状態で「You Tube」上へのお詫び動画などを公開したらどうだろうか?

ウッカリ学生が発端で、今回の騒動となったわけだが、決して予見できない状況ではなかったはず。
ならば、社会人の一人として、この騒動の責任はとらねばなりますまい。

ただ、現実的に、本当にそんなことをしちゃうと、二次被害が起きそうで、とてもオススメできる方法ではないが。

何はともあれ、最終的に大円団になるよう願うばかりです。

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