CSS Nite LP46「ビジュアル・ドリブンのデザイン」に行ってきた。

CSS Nite LP46「ビジュアル・ドリブンのデザイン」

今年初めてのCSS Niteは「ビジュアル・ドリブンのデザイン」。
セッション内容を見て早々に参加を決めたものの、「ドリブン」ってなんぞや?

driveの過去形がdriven。
大親友の英辞郎さんに聞いてみると

  1. 〔衝動や感情に〕突き動かされた、身を委ねた
  2. 〔流れに〕運ばれた、吹き寄せられた

ということらしい…ますますわからん。
いろいろ検索した結果、「ビジュアルを中心に据えたデザイン」または「ビジュアルに基づいたデザイン」という意味になるらしい。
…横文字嫌い。


全体として「デザインを語ること」に主軸が置かれている内容でした。
少々前に某エンブレム炎上案件がありましたが、ああも炎上してしまったのは、デザイン業界にしか通用しない常識と、非デザイナーに対するリスペクトのなさが原因だったのではないかと思っています。

外に向けた対話と内に向けた対話、ものづくりに関わる異なる職種との相互理解のための対話など、「なんとなく」というあやふやな感覚でデザインを作り上げるのではなく、誰もが理解できて、批評に参加できる環境を作ることが、今後デザイナーに求められている感じがします。

今回のセッションは人気が高く、7月16日に再演が決定しています。
再演には「Webデザイントレンド2016年(半期決算) 原 一浩」のセッションが含まれておらず残念ですが、年末のCSS Niteに2016年決算版があるはずなので、待て年末!…といったところでしょうか。

若手デザイナー(特に新卒5年以下)に是非聞いてほしいセッションとして

クリエイティブ・ディレクション
〜リアルダメ出しから発掘するデザインのヒント〜
スピーカー:李 優未

を挙げたいと思います。

このセッションでは、内と外両方の対話について語られているのですが、特に「内」に関しては、デザイナーとして成長していくにはどういう能力が大切なのか?というのがよく分かる内容になっています。
セッションとしては「指示を出す方」の立場から見ている感じなのですが、「指示をされる方」から見ても、とても勉強になる内容だと思います。
Twitterでは、その内容を素敵にまとめた方がいました。

そして、個人的にすごーく羨ましかったのが

スマホアプリにおけるUIのトレンドと、動的デザインの重要性
〜テクニカルクリエイターが担うサービス開発の今後〜
スピーカー:佐藤 洋介

CA(サイバーエージェント)では、デザイナー向けSwift研修&エンジニア向けデザイン研修など、双方の職種の相互理解を助ける取り組みが行われており、これに関しては「いいなー」と思う方が多かったようです(これは私も思った)。
そして、デザイナーが200人もいるという事実も驚くやら何やら…そんなにたくさんのデザイナーが集まってるところ、CSS Niteでしか見たことないですよw

おまけにインタラクション確認専用の検証用アプリまで作っちゃうとか、さすがCAとしか言いようがない好環境ですが、「相互理解と対話」という部分は参考になるのではないでしょうか。

このセッションではCAが新しく新設した「テクニカルクリエーター」なる人材の話が出てきてるのですが、これって世に言う「フルスタクデザイナー」っぽいなあと思ってガクブルした次第です(なんとなく会社でも無意識に望んでいる節があると感じる時があるので。…なるのは無理です。そうなる前に寿命がきます。)。

正直、あまりにも恵まれた環境を見せつけられて、orzと思ったのは言うまでもありません。それも最前列でw

フォローアップ参加やTwitterのまとめを見ることで、大体のセッションの情報は得られますが、やはり現場に行って聞くのが一番いいです。
なぜなら、セッションで使用された資料の中には「非公開」扱いとなっているものもあり、現場でしか見られない情報も存在するからです。

今回のセッションでは


という試みもあり、出来上がるまでの過程が見られたのは非常に面白かったです。

そして、今回はコーヒーサービスありました!


サービスあるの知らなくて、近くのスタバでアイスコーヒー買って行ったのですが、こちらのコーヒーも勿論いただきました。おいしかったです。
今度、舘田珈琲さんの豆を買いに行きたい… 。

早々に参加を決めていたものの、毎度「CSS Nite開催1週間前は忙しくて死にそうになる」というジンクスのおかげで少々ふらふらしていたのですが、やはり参加して良かったです。

Twitterのまとめはこちら
CSS Nite LP46「ビジュアル・ドリブンのデザイン」

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