サイトルートパスを使用したhtmlをローカル環境で確認する。

下記の記事はものすごく古いです。
新しくMAMPでローカル環境を作る-WordPressのテーマを作る前に-という記事を書きました。

こんにちは。
約3ヶ月ぐらいぶりのWebデザイン系の更新です。

最近、とある企業にお世話になることになりました。
で、その会社は業務システムなどを制作している会社なので、htmlもサイトルートパスで記述されています。

ただ、このサイトルートパス、ローカル環境では確認できないんですよ。


Webデザイナーが作るhtmlのほとんどは、ドキュメントルートパスで記述されています。
この状態ならローカルで確認できるのですが、システムなどが入ってくる場合、サイトルートパスで記述する事が多く、ローカル環境では確認できません。

そこで。

MAMPの登場です。

このMAMPっていうのは、てっとりばやくApache、Mysql、PHPをMacに入れて、バーチャルサーバーを作ってしまおうという代物です。
Apache、Mysql、PHPは個別にインストールして運用する事は可能ですが、デザイナー的には非常に敷居が高い・・・というわけで、MAMP(Mac版のみ)を利用します。

同じようなアプリケーションにXAMPPというものもあります。
こちらは、Windows・Mac・Linux・Solarisと4バージョンあり、それぞれの環境に合わせてインストールできます。

が。

XAMPPはターミナルからインストールするため、デザイナー的にはこちらも敷居が高い。
また、インストールしただけでは、セキュリティホールが開きまくりなので、さらに設定をしなければなりません。

フリーランス時代は、手持ち資料がXAMPPだけだというせいもあって、インストールしてWordpressを動かしていたのですが、今回、MAMPの方がらくちんだと学習したので覚え書き。

さて。
インストールは簡単です。
MAMPからダウンロード後、解凍してアプリケーションフォルダにコピーすればインストールは終了します。

スタート画面
MAMPを起動すると、こんなページが現れます。
こうなると正常にインストールは終了。おめでとうございます(パチパチ)

デフォルトの設定では
http://localhost:8888/
で、アクセスするようになっています。
では、ルートパスを利用したhtmlデーターをどこに格納すればいいかというと、
/アプリケーション/MAMP/htdocs
の中です。
データーを格納し、うまく表示されれば成功。
これで確認環境はでき上がりました。

でも、平行して複数のプロジェクトを行ってる場合、これはちときつい。
簡単にhtdocsの中にフォルダ作って分ければいいじゃん・・と思ったそこのアナタ。
アナタは私と同じ考え間違いしています。

ドキュメントルートならフォルダ分けすればいいです。
でも、サイトルートパスだとうまく表示されません。

ここからカスタマイズです。
まずは、アプリケーション/MAMP/conf/apache/httpd.confを開く。
設定に不安がある人は、このファイルをコピーしておくと安心ですね。
これをmiなどのテキストエディタで開き、219行に移動します。
「8888」で検索すると移動は楽。ワタシはそうしてます。

[cc lang=”php”]
Listen 8888[/cc]
の下に

[cc lang=”php”]
Listen 8888
Listen 8001
[/cc]
と追加。
番号は何でもいいと思いますが、次々追加する事を考えると、連番になるようにするのがいいかも。

その後、ページの一番下に移動すると、
[cc lang=”php”]

NameVirtualHost *

[/cc]
という項目に出くわします。
この行の下に、http://localhost:8001/でアクセスした時に、どこのフォルダを参照するか指定します。
今回は、ユーザー直下に「testSite」というフォルダを作成して指定。
[cc lang=”php”]

NameVirtualHost *


DocumentRoot “/Users/ユーザー名/testSite”

[/cc]
保存したらMAMPを再起動。
起動中と停止中

http://localhost:8001/でアクセスしてみてください。
/Users/ユーザー名/testSiteに格納されたファイルは見れましたか?
見れれば、コングラジュレーション。これで設定はおしまいです。

ちなみに、一連の流れを見て気づいたと思いますが。
設定を変えれば、/アプリケーション/MAMP/htdocsじゃなくても利用できるという事。

デフォルトの状態だと、データーは必ず/アプリケーション/MAMP/htdocsに格納しなければなりません。
/Users/ユーザー名/内にプロジェクト毎に保存して、確認のために/アプリケーション/MAMP/htdocsに移動して・・・となると非常に面倒。
それなら、最初から/Users/ユーザー名/任意のフォルダを参照させた方が効率がいいです。

難しいカスタマイズではないので、デザイナーでも簡単です。

“サイトルートパスを使用したhtmlをローカル環境で確認する。” への2件の返信

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