Thank you, Steven Jobs-Appleとワタシ。

10月5日、Apple共同創業者で会長のSteve Jobs氏が逝去した。
TwitterでもFaceBookでもこの話題で持ちきりだ。
先進的なプロダクトを送り出した巨人が不在となった今、Appleはどんな未来を見せてくれるのだろうか?

そんなことを思いつつ、ふと「Mac(Apple)とワタシ」のつきあいを振り返ってみたくなった。
あの頃は、まさかAppleのプロダクトがここまで生活に根ざすとは思ってもいなかった。
今では、MacもiPotも無くてはならない生活の一部だ。


Power Macintoh 7300/180はじめて触ることになったのは、1997年札幌の某企業。
【Power Macintosh 7300/180】という機種だ。
それまでPCなんてふれたこともなかったので、業務をしつつ使い方を覚えた。
就業末期にはキーボードのreturnキーを連続2台破壊するわ、突然OSが認識されなくなり、頭真っ白になりながら復旧するわ・・結構思い出がある。
この頃のOSは、漢字talkって呼ばれていて、この機種は漢字talk7.5、HDは2GB。
あの頃、作るデーターは軽いものが多くて、FDでデーターを業者に渡していた記憶があるなあ。
Illustratorは5.5、Photoshopは4くらいだったと思う。インターネットはまだなかった。
そして、初期投資として最初の1台目は、周辺機器もろもろ含め200万くらいかかったらしい・・と聞いた。
中小企業としてはすごい投資だ。

iMac Rev.C Blueberryそして1999年。iMac登場。
Steve Jobsが中心となって開発された伝説的なプロダクトだ。
ここからApple復活が始まる。

この頃から、Macの値段もかなり安くなり、容易に手が届くようになった。
インターネットも庶民の手に届くものになり、23時から早朝まで定額制になる「テレホーダイ」というサービスも始まっていた。

そう、光でもADSLでもISDNでもない。この時は電話回線でネットをつないでいたのだ。
今から思えば、すごい低速度だったよね。
動画なんてみれたもんじゃないし、メールも重い添付ファイルなんて御法度だった。

プリンターやらスキャナやら、周辺機器を合わせて30万円で購入。
この時は、ニコニコ現金払いをした。場所は、今はなき札幌の大塚商会。
しかし、実際に手元に届いたのは1ヶ月後。この頃、iMacは爆発的に人気があり、5色iMacになってからは、ボンダイブルーの代わりとして一番人気のカラーだった。

私が買った初めてのMacで、これで初めてのインターネットをし、フリーランスを始めた頃には、この機種で図面トレースをした。
丸いマウスはあまり評判が良くなかったが、馴れると使い勝手も悪くなかった。

大分気に入っていたが、突然電源が落ちるようになり、フリーランスにもなっていたこともあって、タワー型Macを購入することになった。


それが【Power Mac G4 (Quick Silver)】なのだが、これを購入した直後に新機種が出るという不運が・・・orz…思えばiMacも納品を待っている間にRev.Dが出てしまったりと、どうも間が悪かった。
そのうえ、この機種の時についてきたOS Xは、まだまだ使い物にならなかった。

とはいうものの、このMacの顔は一番お気に入りで、現在も部屋にある。CPUはのっけ替えてるので純正品とは言い難いが、思い入れがあるし、なによりOS9が単独起動するので、処分できないままでいる。

この頃、液晶が市場に出てきた頃なのだが、Apple以外の液晶のカラーが微妙だったので、泣く泣く高い純正モニターを買った。

G4とディスプレイの購入は、まったくの予定外だったので、かなり懐が痛かった記憶がある。おまけに、購入1ヶ月後、プリンターまでお釈迦になり、再び出費した。
今でもそうなのだが、私の購入するのはA3ノビ対応なので、大きいし金額も高いし・・ともかくあまりいいことがないのだが、A3をプリントすることが多かったので仕方ないと言えよう。
今ならキンコーズで出力という所だろうが、この頃はそんなもの近所になかった。まだ、札幌にいたし。

iMacそんなお気に入りのG4でしたが、やはりパワー不足と言うことで、【iMac (Early 2008) 20インチ:2.66GHz】を購入。
この機種は、インテルベースなので、Windowsも走るというすてきなMac。
それまでは、Windowsノートを使っていたものの、とても使い勝手が悪く、一台で二度美味しいこの機種は、IT系の仕事にシフトしていた私にとって、まってました!な機種でした。そして、現在も自宅で絶賛使用中。

ただ、少し前から、ファンが異常に動くことが時々あり、そんな時は辟易していたりします。
ファンが異常に動く時はSpotLight のインデックス作成をしてる場合が多いようですが。

そして、次に購入したAppleのプロダクトが【iPod(第3世代)】。
元々音楽を持ち歩かないせいか、大分後になってから購入した製品。
今では外出時には必ず持ち歩くので、買わず嫌いだったのかなーとは思ったりします。
今じゃ完全な生活の一部。

Mac Book Airそして、次に購入したのが【Mac Book Air】。動機は税金対策。・・・だったのだけど、結局購入してよかったね、な機種になりました。
帰省時にこれで仕事したり、セミナーに出動したりとフル回転で働いています。
ただ、最近11inchが出たので、そっちが欲しいと思ったりして。

そして現在。
勤め先では【Mac Pro】を使っている。
元々はCTOの持ち物だったが、後に会社で買い上げとなった。

業務のわりにマシンパワーがあるので、高画質の画像を取り扱うのは非常に楽だ。

こうやってみると、本当にお世話になってるなあ。
というより、Macがなかったらデザイナーにはなれなかったかも。
なにせ、トンボも満足に引けない専門学校生だったからなあ・・・と回想してみる。

Steve Jobsは、私たちが見た事のない地平線の向こう側が見えていたかもしれないが、今となっては、そのビジョンを見る事はかなわない。

人が亡くなると「ご冥福をお祈りします。」という言葉を多く見るが、Steve Jobsに対してはしっくりこない。

Thank you, Steven Jobs

この言葉が一番ぴったりなような気がする。

ありがとう、Steven Jobs。

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