2/22(水)、モリサワのTypeSquareサービスが開始されたので、WebFontサービスをピックアップしてまとめることにした。
ちなみに、モリサワは2012年2月22日(水)〜2012年12月31日(月)まで、【オープン記念¥0キャンペーン】を開催中なので、短期サイトならビジネスでも使用できる可能性が高いですね。
太っ腹なモリサワさん。ありがたや(人´∀`)アリガトー♪
現在、「Google Web Font」「デコもじ」「フォントプラス」「TypeSquare」が有名なクラウドフォントなのだが、これらの違いは何なのか?
リストを簡単に作ってみた。
サービスは色々あるので、下限〜上限という感じで簡単に比較してみる。
Google Web Font | デコもじ | フォントプラス | TypeSquare | ||
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無料トライアル | あり | 書体制限あり | あり | あり | |
料金 | 入会金 | 無料 | なし | 10,500円 | 10,500円 |
月額 または 年額 |
315円〜 1,575円(月額) |
12,600円〜 63,000円(年額) |
4,200円〜 84,000円(年額) |
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登録サイト | 上限なし | 1〜3サイト | 1サイトor上限なし | 上限なし | |
利用フォント数 | 上限なし | 3〜5書体 | 上限なし | 上限なし | |
CMSでの利用 | 対応 | 対応 | 未対応or対応 | 対応 | |
対応ブラウザ |
IE:6以上 Firefox:3.5以上 Safari:3.1以上 Chrome:4.249.4以上 iOS Android |
IE:6以上 Firefox:3.6以上 Safari:4.0以上 Chrome:4.0以上 携帯端末、 スマートフォン 未対応 |
IE:6以上 Firefox:3.5以上 Safari:4.0以上 Chrome:10.0以上 iOS Android |
IE:8以上 Firefox:3.6以上 Safari:5.0以上 Chrome:10.0以上 iOS:4.2以上 Android:2.2以上 |
ここまで見ると「デコもじ」が使いやすいじゃない!とか一見思うのですが、このサービスはiOSとAndroidに対応してません。
また、使用できるフォントの数が制限されていたり、メジャーフォントも少ない感じなので、ビジネスで使うのはちょっと厳しいかも知れません。
しかし、月額支払いができるなど、個人使用ならばとても敷居が低いクラウドフォントサービスだと思います。
フォントプラスは、料金プランが3つあるのですが、そのうちの2つは、年間固定(バリューライセンス)とPV数によるプリペイド方式(スマートライセンス)になります。
年間120万PVのスマートライセンスとバリューライセンスは年間では同額になるのですが、バリューライセンスは動的ページには対応していません。そのため、PVが120万以下でもCMSなど動的ページがある場合は、スマートライセンス利用になります。
下位プランと思われるバリュープランのほうが表示速度が速いのは、使用フォントをサブセット化しているためと思われます。
また、バリューライセンスは1ライセンス1サイトの縛りがあり、サブドメインが異なる場合は別サイトの扱いを受けます。
つまりwww.m-r-design.comとwww2.m-r-design.comは別とカウントされるわけです。
上の表は対応表みたいなものなので、それぞれのサービスをちょっと詳細にまとめた内容はこちら。
書体数 | 436書体(欧文フォントのみ) |
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料金 | 無料 |
登録サイト数 | 上限なし |
登録フォント数 | 上限なし |
対応環境 | Internet Explorer:6以上,Firefox:3.5以上,Safari:3.1以上,Chrome:4.249.4以上,iOS,Android |
書体数 | 全347書体 プロフォント:324書体|お試しフォント23:書体 | |||||
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個人 トライアル |
個人 ライト |
個人 スタンダード |
法人 トライアル |
法人 ビジネス |
法人 プレミアム |
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料金(月額) | 0円 | 315円 | 525円 | 0円 | 1,575円 | 要問い合わせ |
登録サイト | 1 | 1 | 3 | 1 | 2 | 応相談 |
利用フォント数※ | 1 | 3 | 5 | 1 | 3 | 応相談 |
プロフォント利用制限※ | 0 | 3 | 5 | 0 | 3 | 応相談 |
サブセット | 5文字まで | 30文字まで | 80文字まで | 5文字まで | 300文字まで | 応相談 |
バッジ表示 | あり | なし | なし | あり | なし | なし |
CMS利用 |
CMS利用可能。 ただし、一部ブログサービスでは利用できない可能性あり。 利用方法についてはこちら。 |
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対応ブラウザ |
Internet Explorer:6以上,Firefox:3.6以上,Safari:4.0以上,Chrome:4.0以上 携帯端末、スマートフォン未対応 |
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その他 | クレジットカード決済 SSLページ非対応 | クレジットカード決済 SSLページ対応 銀行振込 月間30万PV以上のサイトに対応 |
※利用フォント数とプロフォント利用制限について。
デコもじでは、「プロフォント」と呼ばれるフォントがあり、これらのフォントには利用制限がある。
個人のスタンダードプランを例に取ると、登録サイト数3サイト、利用フォント数上限5書体、プロフォント利用制限5書体ということになる。
これらは別々にカウントされるのではなく、3サイト合計で利用フォント数上限5書体で、そのうち何書体プロフォントが使えるか?という意味。
同一書体が3サイトとも使用された場合は利用フォント1と考える。
今後の展開のためなのかはわからないが、この考え方が結構わかりづらい。
トライアル版の場合はお試しフォントしか使えないが、有料版はお試しフォントもプロフォントも使える。また、フォント上限とプロフォント利用制限上限が同じなら、こういう分け方をしなくてもいいと思うのだが…。公式の説明はここ。
書体数 | 全450書体|FONTWORKS,IWATA,MOTOYA,白舟書体 | |||||
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無料 トライアル |
バリューライセンス | スマートライセンス | エンタープライズ | |||
入会金 | なし | 10,500円 | なし | |||
料金(年額) | なし | 年間固定 1,050円(月額) (年一括払いのため 実際は12,600円) |
PV数による プリペイド方式 120万PV:12,600円 300万PV:31,500円 620万PV:63,000円 |
要問い合わせ | ||
登録サイト | 上限なし | 1ライセンス1サイト | 上限なし | 要問い合わせ | ||
CMS(動的ページ)利用 | 対応 | 未対応 | 対応 | 対応 | ||
PVによる上限 | 1,000PV | 上限なし | 事前購入分が上限 | 上限なし | ||
その他 | 表示速度が速い | 設定・導入が簡単 | 専用サーバ使用 | |||
対応ブラウザ |
Internet Explorer:6以上,Firefox:3.5以上,Safari:4.0以上,Chrome:10.0以上 iOS,Android |
バリューライセンスとスマートライセンスの大きな違いは、CMSなどの動的ページの対応有無。
動的ページがない場合はバリューライセンスの選択もあり。
1サイトしか使用できないが、固定料金であることや、PV上限がなく表示速度が速いなどのメリットが上げられる。
サブドメインが異なる場合は、1サイトとは見なされないことに注意。
また、フォントプラスの場合、メールでのアラート通知があるようです。
- 有効期限切れ3ヶ月前通知
- 有効期限切れ2ヶ月前通知
- 有効期限切れ1ヶ月前通知
- 有効期限切れ2週間前通知
- 残りPV数30%到達通知
- 残りPV数20%到達通知
- 残りPV数10%到達通知
- 月刊レポート通知
これは便利ですね( ̄▽ ̄*)
書体数 | 全189書体|モリサワ | |||||
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無料 トライアル |
ベーシックプラン | ライトプラン | アドバンス プラン |
|||
入会金 | なし | 10,500円 | ||||
料金(年額) | なし | S(120万PV):10,500円 M(300万PV):16,800円 L(600万PV):84,000円 XL(1,200万PV):168,000円 |
30(30万PV/3ヶ月):4,200円 60(60万PV/6ヶ月):8,400円 |
要問い合わせ | ||
登録サイト | 上限なし | |||||
CMS(動的ページ)対応 |
利用できる。 ただし、ブログやCMSの仕様によって表示できない可能性あり。 |
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対応ブラウザ |
Internet Explorer:8以上,Firefox:3.6以上,Safari:5.0以上,Chrome:10.0以上 iOS:4.2以上,Android:2.2以上。 それ以外の携帯はスマートフォンでの表示は保証されず |
他の先行サービスとは異なり、Internet Explorer 8以上となっているのが大きな違い。IE6とIE7については、セキュリティや工数増加など色々な問題があるので、切ってもらえるのは非常にうれしい(が、ビジネス上、IE6〜の対応は必須になっている場合が未だに多いorz…)。
そう言った意味で、IE6〜がターゲットブラウザに入っている場合は、今のところフォントプラスを利用するしかない模様。
PV数については、マイページで確認できるようだが、フォントプラスのようにアラートメールが飛んでくるかは不明。
ただ、PV数で料金設定が決まるので、今回有料クラウドで比較した中では一番わかりやすい設定だと思います。
書体数だけ見れば、Google Web Fontの圧勝ですが、日本語フォントがないのが残念。
日本語フォント数だとフォントプラスに軍配が上がりますが、デザイン業界で多く使われるモリサワフォントを扱うTypeSquareは、これからが期待できそう。
オラ、わくわくしてきたぞ( ̄▽ ̄*)