現地チャイルドの不在。

以前に「約束を守りました」というエントリーで、スポンサーシップに参加したという話を紹介したのだが、どうやら私とのやりとり(と言っても、私は無精なんで、向こうから1年に1、2度イラストが送られてくるような感じ)をしていたチャイルドが、居住地からいなくなってしまったらしい。現地の報告では親戚宅に訪問しているようだ、とのことなのだが・・。
春先に「1年の歩み」という成長記録などの報告が送られてくるのだが、今年はそれがなかった。「あれー、おかしいなあ・・」なんて思っていたのだが、やっぱりそう言うことか。
場所が場所なので、病死することもあり、封書が届いたと時は戦々恐々していたが、まずは一安心と言うところです。


いわゆる「発展途上国」と言われるような貧しい地域に住む人々は、案外簡単に居住地を移動してしまうらしい。
出稼ぎに行ったり、親戚を頼ったりetc…生きるためには仕方ないと言える。
地域にはプランが入っているので、色々なことが徐々に改善されているとは言うものの、ある程度軌道に乗るまでは辛い生活を続けなければならない。結果、改善中に居住地を移動してしまうこともあり、そのまま元の地域には戻ってこなかったりする場合もあるらしい。
以前の居住地にはもう戻らないということが決定的になると、チャイルドとしての資格を失うため、登録は解除され、新しいチャイルドとの交流が始まるわけだが、解除されるまでは結構時間をかけるので、その間に戻ってくることも往々にあるようだ。
そんなわけで、ちょっと気長に待ちたいと思います。
最初に紹介された時、彼女はまだ2歳ほどでした。
地域の集合写真と彼女のイラストが1年に1回ほど送られてきていたのですが、最初はまったく意味を持たなかったイラストが、次に送られてきた時は一輪の花に変化していました。
ああ、少しずつ大きくなってるんだなーと実感したものです。
彼女の母親は12、3歳で第1子を出産したらしく、当時20歳。父親にしても25歳でした。彼女を入れて子どもたちは3人おり、父親は労働者とのことでしたが、子ども達の年令を考えると、両親には就学などの機会はほとんどなかったのではないかと思われます。
日本の状況と、彼らの置かれている状況を考えると非常に驚かされますが、色々な困難な状況があり、貧しくはあるものの、立派に子どもを育てている彼らは、やはり尊敬に値すると思います。
しかし、彼女が戻ってくるのはいつになるやら・・今年の1月付けでイラストが送られてきていたので、その前後には間違いなく地域にいた模様です。
彼女を含め、家族の状況も非常に気に掛かるところですが、彼らの国・ネパールから遠く離れた日本のスポンサーとしては、プランからの報告を待ち続けるほかありません。
最悪、地域から離れてしまってもかまわないので、家族が無事であることを祈っています。

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